呉服商であった父の急逝

都下で呉服の小売店を3店舗展開していた父が大学入学直前の3月に膵臓がんで他界する。

呉服屋の長男として、何不自由なく過ごしてきたが、急展開に!

学生時代の最初は、近所の鳶職の親方のところで力仕事とテニスサークルでのお気楽な学生生活の両立。サークルでは、渉外担当の任につき、関東の私立大テニスサークルへの人脈が広がる。

そんなところに、広告代理店のセールスプロモーション子会社から単発でのイベント仕事のオファーが来る。

対応が上首尾だったことから、事あるごとにお誘いがかかり始める。

そんな中、あるコーヒー製造会社からスーパー店頭での推奨販売のアイデアを求められる。

コレは大チャンスと思い、企画をぶつける!

題して、「ベテランのマネキンさんにはない初々しさ満載の大学生テニスギャル推奨販売」。

先方責任者の耳元で、健康的な小麦色の女子だらけですと囁き、受注する。

最大で、西友、ダイエー、イトーヨーカドーなどで週末に100ライン超のオペレーションを実現。

これを売って広告代理店に潜り込む。